【書評】空手と禅 身体心理学で武道を解明! マインドフルネスが導く“全方位的意識"へ

空手とは禅である。心はさまよう(マインドワンダリング)のがデフォルトで ある。その思考の囚われから開放されるための手段として、禅であれば只管打坐、空手であれば呼吸によって覚触(かくそく)させる。

下半身を安定させ、上半身をリラックスさせるところに、座禅との共通点がある、とのこと。

空手とは、「呼吸」「立ち」「締め」「禅的境地にいたる」ことであると書いてある。

「武道」とは「禅的境地へ向かう身体教育システムであるから、「強くなりたい」「勝負に勝ちたい」「上達したい」といった目的を持ってはいけない。ただ修行することを目的としなくてはならないらしい。

【感想】

空手=禅という前提にたてば、確かに強くなることを目的としてはいけないのかもしれない。

が、目的なしに続けていけるだろうか…。私はまだその境地には至っていないので、たぶん無理でしょう。

 

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